記録

今回の事を記録しておこうと思う。


震災があった時、わたくしはよしもとの本社にいました。
よしもとの本社というのは、元々が小学校ということで、中庭があり
そこに全員避難となりました。
で、そこからわたくしもすぐに嫁ちゃんに電話をかけましたが、もちろん
つながらずだったので、バイクに乗って、家に帰ることにしました。
とんでもない大渋滞でしたが、とにかく安全にということで、家に。
嫁ちゃんと2人の娘たちは、小学校に避難していました。
で、わたくしは会議などの仕事もあったのですが、とりあえず怖がる娘たちの元を
離れずに、じっと自宅待機をしていました。
もちろんすべてのお仕事はバラシになりまして、娘たちが寝るまで一緒に
いることができました。
翌日からは、会議などもありましたが、不安でいっぱいでした。
後輩作家の実家も震災にあったということで、気が気でなく、しかしかける言葉も
見つからず、もどかしい思いで息が詰まりそうな気持ち。
だが、わたくしにできることはやるしかないということで、やれることは
やらしていただいております。
エンターテイメント業界、それもお笑い業界にどっぷりと身を置く自分としては
「笑い」を作ることしかできません。
というわけで、本日は品川プリンスシアターで公演がスタートしました。
芸人さんと、我々スタッフができる精一杯の事だと思っております。


以上、阪神大震災を経験した神戸市民として今の想いを記録です。
頑張りましょう。